よくSNS上で見られるGoogleアドセンスの合格や不合格についての報告。
ブログ初心者が第一の目標として設定することの多いGoogleアドセンスですが、これがまたなかなか簡単ではない。
半年、1年以上も合格しない人が多い一方、2つの記事だけで一発合格する人もいます。
Google側からダメな箇所を具体的に指摘してくれないため、一度不合格となった人は頭を悩ませることになります。
実際、僕もその1人でした。
今回は、僕が合格するために行ってきた対策を紹介します。
不合格になる度に、試行錯誤して違う対策を行ってきた僕だからこそ、あなたのお役に立てることがあると思います。
合格する直前に行った対策なども具体的にお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
実際に行った対策を記録した記事はこちら▼
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参考【2022年10月11日更新】Googleアドセンス申請9回目に合格!|申請時の詳細な状況を紹介
続きを見る
有用性の低いコンテンツは、「オリジナリティ」が大きく関係する?
不合格の度に色々な対策を行ってきましたが、合格直前に実施した対策は、下の3つ。
合格直前に実施した対策
- 解説系の記事を全部非公開に
- 1つの商品・サービスを紹介しているようなアフィリエイト記事を非公開に
- トップページの「お気に入りの記事」の表示を「新着記事一覧」の表示に変更
3つ目はトップページのデザインに関する部分なので、「1」と「2」が大きく関係している可能性が高いのではないでしょうか。
1つ目の「解説系の記事」とは、
僕がこのサイトでも使用しているWordPressのテーマ「AFFINGER6」の設定関連の記事や、WordPressの無料プラグインについての解説記事の事です。
自分で考えて作成した記事にはなりますが、ネットで検索すれば、いくつか同じような記事が出てくるような内容です。
解説系の記事のため、スクリーンショットなどを多用しているため、文字数も少なく、2000字いっていない記事も数本ありました。
2つ目の「アフィリエイト記事」ですが、
A8ネットや、もしもアフィリエイトなどのアフィリエイト収益を目的とした記事になります。
商品紹介のため、記事内容も他サイトのアフィリエイト記事と大枠の内容自体は大きく変わりません。
このことから、有用性の低いコンテンツとは、「既にあるサイトと同じような内容の記事をあげてるサイト」ではないかと考えられます。
アフィリエイトリンクを外すだけでは不十分
この対策を行う前の対策で、「アフィリエイトリンクを削除」ということも行いましたが、不合格でした。
よく言われる「アフィリエイトリンクを貼ると不合格になる。」ではなく、アフィリエイト記事自体が他と似たコンテンツであるがために不合格となっている可能性が高いと考えられます。
なので、アフィリエイト記事は一旦非公開にしてみましょう。
(記事の非公開の方法も後半に紹介しています。)
オリジナルティのある記事を書くためには?
ここまで「オリジナルティが重要」とお伝えしてきました。
では、オリジナルティのある記事はどのように書けば良いのでしょうか。
ここで、ブログ初心者が不安に感じるのが専門性です。
「自分よりも詳しい人はいっぱいいるし・・・」
と考えてしまって記事の作成が進まなくなる人も多いのではないでしょうか。
そんなお悩みを解決するために、僕の考えを紹介します。
普遍性を武器に記事を書く
実体験は唯一無二です。
独自に体験したこと・体験して感じたことを、記事にするだけでオリジナルティが出ます。
それは商品レビューだけに限りません。
日記ブログのような物でも問題ありません。
オリジナルティの観点から言ったら、むしろ、収益系ブログよりも日記ブログの方が簡単に合格できると僕は考えています。
特に実体験もなく、自分に独自性や専門性がないと感じているのであれば、逆に「普遍性」を武器に記事を書いてみましょう。
独自性や専門性が「発見」を与えるのに対し、普遍性は「共感」を与えることができます。
自分の悩みや困りごと、こんなのあったら良いな、という物は、意外と共感されるものです。
「だよね!」「すごいわかる!」と共感を得ることができれば、あとは、そのお悩みを解決できる商品・サービスなどをそっと提示してあげるだけで収益記事に繋げることもできます。
見る角度を変える
似たような記事があったとしても、ちょっと見る角度を変えるだけで、オリジナリティのある記事に様変わりします。
例えば、「ブログ記事を書く」ということについて記事を書くとしましょう。
Googleで検索してみると、記事の構成や、キーワードの決め方、リード文の書き方などの記事がたくさん出てきます。
そういった中で、同じような解説系の記事を書いてしまうと、どうしても似たり寄ったりの記事になってしまいます。
その場合は、視点を変えてみましょう。
僕は、不特定多数に当てはまる内容ではなく、その中の一部の人にフォーカスするようにしています。
例であげた「ブログ記事を書く」という内容では、具体的な内容はあまり詳しく紹介しないで、心構えの話をします。
「漠然としたやる気はあるけど、完璧を求めすぎてしまって、継続できない」といった特定の人に向けて書いているのです。
実際に僕自身が、そういう風に感じながらブログをしていた過去があったので、ブログ初心者としての視点で書いた記事になります。
実際の記事はこちら▼
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参考【これだけは覚えておきたい】ブログ初心者が継続して記事を書くための「4つの考え方」
続きを見る
この記事ではGoogleアドセンスに合格するために「オリジナリティのある記事を書きましょう」という内容なので、収益化については、またの機会にお話ししたいと思います。
Googleアドセンス合格のためのその他の対策
ここまで紹介してきた対策の他にも、僕が実際に取り組んだもの、注意点をお伝えします。
一つひとつ確認して、対策漏れがないか確認してみてください。
プライバシーポリシーの設置
プライバシーポリシーの設置方法については、Googleで検索するとたくさん記事が出てきますので、設置方法は割愛します。
プライバシーポリシーの内容に、既に「以下の第三者配信広告サービスを利用しています。」といった内容が入っている場合がありますが、
そこには、本当にサイトに入っているものだけを記載するようにしましょう。
Googleアドセンスの申請をしているのに、「既にGoogleアドセンスサービスを利用しています」と入っていたら意味がわからないですよね?
合格時には記載する必要があるので、参考にしたサイトなどは、ブックマークを残しておきましょう。
お問い合わせフォームの設置
これもネット上に情報が溢れていますので、設置方法は割愛します。
お問い合わせフォームの名称は無難に「お問合せフォーム」にしましょう。僕は最初、「お仕事のご依頼はこちらへ」にといった名称に変えていました。
Googleはサイトとして見ているため、サイト自体に関する「お問合せフォーム」と認識してもらえるように名称をシンプルにしましょう。
サイトマップの設置
初歩的なミスなにですが、僕の場合は、サイトマップのページは作成したけど、サイト上にリンクがないという状態でした。
WordPressを使っている人はウィジェットからフッターなどに追加するようにしましょう!
自分だけで確認していても意外と抜けている場合が多いので気を付けましょう。
僕もTwitterでご指摘いただいて発覚したので、アドセンス申請前にTwitterなどで、一度見ていただいても良いかもしれませんね!
カテゴリーの統一化
個人的にはこれも結構大きく影響したんじゃないかと思っています。
Googleの検索品質評価ガイドラインには「E-A-T」という物があります。
「専門性」「権威性」「信頼性」の頭文字をとった物です。
カテゴリーは「専門性」に関わっていると僕は考えています。
色んなカテゴリーを充実させることは大切ですが、まだ記事も少ない状態で、複数のカテゴリーに記事が分散してしまうと、それぞれのカテゴリー毎の記事数も少なく「専門性」は弱くなるからです。
多くても2~3つのカテゴリーにして、1つのカテゴリー内の記事数を増やすようにしましょう。
Googleアドセンス合格のためのその他の対策詳細
以下の対策については、少し細かく紹介していきます。
- 記事のインデックス化
- YMYL領域の記事の削除
- 内部リンクを追加
記事のインデックス化
自然にインデックスされるのを待っている方もいらっしゃいますが、僕は、手動でインデックス申請をしています。
申請自体、マイナスになるような事はないので、記事を投稿する作業の1つに含めるような感覚で、インデックス化させましょう。
方法を説明します。
①Googleサーチコンソール(サチコ)にアクセス。
②上部の「URL検査」の検索バーに記事のURLを入力(またはコピペ)します。
「Googleインデックスからデータを取得しています」と出るので、どこもクリックなどせず待ちます。
③インデックス登録をリクエスト
②の結果で「URLはGoogleに登録されています」と出ない場合はインデックス化されていないため、インデックス登録のリクエストが必要になります。
これをしておくと、問題がない限りは、一定時間後にインデックス化されます。
とても簡単なので、記事が少ないうちは手動で登録リクエストをしましょう。
YMYL領域の記事の削除
「Your Money Your Life」の略で、将来の幸福、健康、金融など、人々のお金や人生に影響を与える領域のことです。
YMYL領域は、シビアな領域なだけあって、Google側の評価基準も非常に厳しくなっており、情報品質の高さや、E-A-T(専門性・権威性・信頼性)が重要になります。
個人ブログでは、この領域でE-A-Tを満たすのは難しいとも言われているので、初心者は避けるのが無難とも言えます。
私は、申請時「太陽の光がうつ病に効く!?驚くべき効果とは」という記事と、「【冷え性の方必見】バスソルトってどんなもの?|おすすめのメーカーも教えます」という記事をあげていました。
ただ、こちらは、「うつ病」「冷え性」といった健康に関する内容が含まれていたため、YMYL領域に該当しています。
今でこそ、記事を残していますが、そういったYMYL領域の記事は、アドセンス申請時には非公開にしておくと良いでしょう。
内部リンクを追加
内部リンクとは、同じサイト上にあるページへのリンクのこと。
▼ブログの場合、こんな感じ▼
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参考【2022年10月11日更新】Googleアドセンス申請9回目に合格!|申請時の詳細な状況を紹介
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内部リンクがあると、Google側でクロールされやすくなるため、検索エンジンにインデックスされやすくなります。
ただし、何でも内部リンクにすれば良いという訳ではありません!
関連性の低いコンテンツへの内部リンクは、クローラビリティが悪くなって、元のページの品質も下がってしまいます。
雑記ブログにしても、ある程度グループ分けをして、関連ある記事同士で内部リンクを貼るようにしましょう。
【おまけ】記事の非公開の方法
記事を非公開にする方法を紹介します。
①WordPressの記事のページで、「noindex,nofollow」に設定しましょう。
②公開状態を「公開」から「非公開」に変更しましょう。
③Googleサーチコンソールへアクセスし、インデックス作成内の「削除」→「新しいリクエスト」から非公開にする記事のURLを入力しましょう。
【おまけ】サイト・記事の修正にあたって必ずバックアップをとりましょう
アドセンス合格をするために、元々の記事をテコ入れすることが多くなります。
合格後に全てを元に戻すのは大変なので、バックアップとして「新規記事」にコピーをして残しておきましょう。
その際、あとで見分けがつくようにタイトルの頭に【バックアップ】と入れておくと良いでしょう。
間違っても、バックアップ記事を投稿しないように(笑)
バックアップ記事も、非公開設定と同様に「noindex,nofollow」にしておいてください。
まとめ
冒頭でもお伝えした通り、アドセンス合格は収益を得たいと考えているブログ初心者にとって、最初に目標とする人たちの関門です。
だけど不透明な点が多いのが、Googleアドセンス審査。
そのままでも合格することもあるかもしれません。ただし、不合格が出た場合は、対策はする価値はあります。
Googleアドセンスに合格するための対策もSEOにも関連するような物も含まれているので、今後上位表示を目指す人にも良い経験になるでしょう。
また、この記事にたどり着いた方も、いろんなサイトの記事を見てこられたのではないでしょうか。
「100%僕の方法で合格できます!」とまでは断言できませんが、しっかりと試行錯誤して対策を実施した上で合格した、という自負が僕にはあります。
一度だまされたと思って、是非試してみてください。
この記事を見てくださった方が、アドセンス合格することを心よりお祈りしています。
それでは!
ソノセイ